6月18日南相馬市小高での活動報告 群馬藤岡災害ボランティアサークル
6月18日南相馬市小高での活動報告
【活動報告】
今回は50名の参加者、過去最多です。作業は2班、先月の継続案件班と側溝の泥出班でした。
⦅A班 庭木の伐採⦆
依頼者さんのお宅の周りには、かなりな量の植木と竹が残っています。一部の植木を除いて、全て伐採です。
手間もお金もかかったであろう素敵な庭、思い入れのある大切に育ててきた植木を切らなければならない。
お話を伺うと、やはり除染の為だそうです。依頼主さんは笑顔で話してくれましたが、そこに至るまで
かなりの心労があったのではないかと思います。松、柿の木、柊など大きな木が切られた後
「無くなったらスッキリしたね」と言われていましたが、心の中には寂しさが残っているのでしょうね。
でも、依頼主さんが前を向いて進んでいるので、そのお手伝いが出来る事を嬉しく思います。
だからこそ早く片付けてあげなければと思い頑張ったのですが、継続という残念な結果に…
しかし、丁寧で依頼者さんに喜ばれる作業をする事が、藤ボラの姿勢であると思います。
センターへの活動報告の際「来月も同じ現場で」とお願いしてきました。
⦅写真はセンターの許可を得て撮影しています⦆
帰りに依頼主さんが「パイプハウスはもう使わないので片付けなければ」と話されていたので、
「遠慮しなくても、センターに連絡すればボランティアでやってもらえます」と伝えておきました。
帰ってくることを決められたそうですが、おうちの中を住める状態にするだけでも大変そう、
そんな中、被災者さんの苦労を少しでも取り除ければ幸いです。
今回はたいへん暑い中の作業、熱中症を心配しましたが、参加者の中に医療関係の方がおられ
スタッフ一同安心感を持たせていただきました。
この方達の出番が無く終えられた事は、参加者みんなの協力のおかげだと思います。
いろいろな職業、老若男女が集まり一つの目標を目指す!素晴らしいです。
今現在ツアーバスの事でいろいろ騒がれていますが、何とか繋いでいこうと頑張っていきますので、
この先もよろしくお願いします。
まだまだやれる事は沢山あります、最後まで見届けるために継続していきたいと思い、
少しづつではありますがお手伝いさせてもらいます。
今回初めてボランティアされた方のように今からでも遅くないのです!
行って見なければ分からないことがたくさんあります。是非、一緒に行ってみませんか?
依頼主さんからお茶の差し入れ、着替え場所の提供たいへんありがとうございました。
お母さんの笑顔また見に行きます。
( リーダー 宮下 )
⦅B班 側溝清掃⦆
メンバーは藤岡工業高校の生徒9名を含む16名。側溝は急な斜面を下りた途中にあり、さらに下へ降りると
荒れ果てた水田が広がっていました。水田に水を入れるための水路として使われていたのでしょう。
側溝には斜面から崩れ落ちた土砂がびっしりと堆積していました。
震災によって、長い間メンテナンスできなかった様子が伺えます。既に何回かボランティアが入っており、
私達が到着した場所より下流は綺麗に土砂が取り除かれていましたが、まだ手の付いていない上流は
途中で屈折しているせいもあり、どこまで続いているのか先が見えない状態でした。
センター長のお話では300mぐらい先まで続いているとのこと。完了までには相当な時間がかかることでしょう。
黙祷をして作業を開始。ところが早速壁にぶつかってしまいます。側溝に堆積していた土砂の中には
こぶし大の石がたくさん混ざっていたのです。中にはラグビーボールぐらいの大きさの石もありました。
スコップでは歯が立ちません。つるはしを使って石を起こしますが、晴天に恵まれた現地は
朝から気温がぐんぐん上昇。とにかく汗が止まりません。皆の体力は一気に奪われてしまいました。
6月でこの暑さ...梅雨が明けたら一体どうなってしまうんでしょうね?なんて半分音を上げながらも、
あきらめずに少しずつ作業を進めていきました。
高校生達の若いパワーのおかげで最終的には40mほど上流に進むことができました。
まだまだ先は長く続いています。これからの季節、炎天下の中での力仕事は相当厳しいでしょう。
この側溝を作った人たちはもっと苦労したのではないかと思います。この土地にとって大事な水路ですから、
作業は大変ですが、側溝に再び水が流れ、綺麗な水田が広がる風景を思い浮かべながら皆で続けていきましょう。
( リーダー 川田 )
【参加者の感想】
◇テレビでは震災が起きた日前後しか取り上げられなくなってきていて、思い出すこともすくなくなってきてしまって
いる中、現地を見てまだまだ終わっていないことを実感しました。
◇初めてで勝手が分からなかった野ですが、何気なくコツを伝授していただき助かりました。暑い中大変な作業
でしたが、依頼主の方に喜んでいただき、嬉しかったです。
◇初めてのボランティアで、被災地の現状を知り、5年以上たってもあの日のまま時が止まってしまったようで、
これが風化して忘れられないように、どうにかして復興の完成を目指したいものです。福島は自分の故郷の
長野県ににていてとても懐かしい感じがしました。自然豊かで海もあるのに、原発によって放射能によって
汚染されてしまって悲しいものです。竹の伐採とその他の木の伐採をやりとても疲れましたが、達成感が
得られました。
[ 2016/06/22 12:47 ]
活動報告 南相馬
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